私は前職インフォシスに在籍し、バンガロールに半年ほど住んでいたこともあり今後のトレンド、またどうビジネスとして関わっていくのがベストか最近よく考えさせられます。昔の同僚や古くから付き合いのある知人から聞く話や動きを見ると、インド人の考え方も変わりつつあり、インド関連の記事を読むと今後のスタートアップシーンはやはり期待できるな、とつくづく感じます。

[今までのインド人のマインドセット]
・ITの大企業(TCS、ウィプロ、インフォシスなど)に就職するのが子どものころからの夢。
友人の体験談をまとめると、そもそも小学校に入学すると同時に「車を買いたかったら勉強しろ」と教え込まれ、起きている時間は常に勉強勉強で大学まで過ごし、トップの成績を残して、大企業からオファーをもらうというのが一般的な流れです。親は大企業に就職して欲しい、むしろ家系的にもそんなの当たり前的な雰囲気なので、ガレージで会社を立ち上げるなど考える人は少なかったです。

・スタートアップ企業は人材確保/獲得にはどれだけキレイで格好いいオフィス環境を作るかが鍵。
とにかく私が知るスタートアップの経営者は人材流出を防ぐことと、獲得することにかなりの時間を費やしていました。その為に1番やらないといけないのは、キレイで格好いいオフィス環境を整えることと金銭的なインセンティブでした。理由は格好いいかどうか、昔からの大企業に勤めるという夢に自分がどれだけ近いと感じられるか、働いている会社に誇りをもてるかなどの情感が重要な判断要素だからです。


インフラ環境的にも家のネット回線遅くて不安定で、雨降ったら停電状態だったので家で気軽にサービス開発というわけには行かなかったと思います。私は社宅に住んでいましたが、それでも雨降ったら停電で何もできない状態でした。そういった背景があり、いままではマインド的にもスタートアップの会社を立ち上げようとする人が少なかった状況だったと思います。


[今はどう変わったか]
・大企業が全てではないと気付いている。Facebookをはじめとするシリコンバレーでの成功体験を知っている。
これが一番大きいと思います。以前あるインド人のエンジニアがこんなブログ記事を書いてかなり盛り上がったことがあります。色んな所で議論され、続編もでています。

[サービス開発をする上で何が課題となりそうか]
時間が解決すると思いますが、課題が2つあります。
・大部分のエンジニアは基幹システムの受託開発慣れしているので、アジャイルに慣れていないエンジニアが多い。
・受託慣れの影響ですが、日常生活における課題発見、解決能力やサービスを作る上でのユーザー視点での開発がなかなかできない。

[市場はどうか]

・インドのネット、モバイル人口
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・インターネット利用者数は2015年に世界一になる

インドのインターネット利用者が2015年に世界一になる見通しだ。同国のネット人口は今年9月に1億人を突破。8億5000万人以上が携帯電話を利用しており、携帯電話やタブレット端末でネットを利用できる携帯ブロードバンド(高速大容量)環境が整えば、ネット人口が爆発的に増加する下地がある。スマー トフォン(高機能携帯電話)利用者は約1000万人に過ぎないが、年間68%増で伸びている。
SankeiBizより抜粋

・タブレット利用者数も今後伸びる
先日35ドルタブレットが話題になりましたね。タブレットも持ち人が今後かなり多くなるのは間違いないですね。

・実はFacebook利用者数も第2位になっています。
若干ですが、ここ3ヶ月の数値ですと、インドネシアを追い越し2位になっています。

・その他市場関連の数値情報
幾つかピックアップすると
 -25歳以下は6億人
 -モバイル契約数は9億
 -PC利用者数は3000万人
 -ARPUは3ドル
 -ネット利用人口は1.2億人
 -ネットアクセスは、家が37%、ネットカフェが27%、職場が22%、学校が3%

詳細はこちらをご参考ください。


[まとめ]
インドのスタートアップ環境は色々とハードルはあるかと思いますが、マインドは変わりつつあり、市場も成長しています。スタートアップ企業は今後どんどん増えると思いますし、その中から次のプラットフォーム(特にモバイル領域)はインド市場から生まれ、世界に波及する可能性は高いと思います。