中嶋です。
各所からの強い要請に基づき、
これから定期的にブログ書きます(汗
まずは手始めとして、
「アーキタイプ社員が選ぶ2011年グッときたサービス・ビジネスBEST10」をご紹介したいと思います。
井口さん@頓智には適わないですが、当社社員も相当、日頃より常に新しいサービスに触れまくり、アプリを入れては消し、ID/Pass登録をしてはDMが増え続けるという日々を過ごしております。これはと思うサービスやアプリを各自5個選んで貰い集計してみました。
尚、当社支援先のサービス・ビジネスは含めてしまうと、必ず上位になってしまう身贔屓な性格上、断腸の思いで選考から外した事、ご了解下さい>関係各位。
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1位:Greplin:自分自身の課題をシンプルに解決したクラウド時代のスタートアップ
コアアイデアがシンプル*、かつ、技術で実現されている所がアーキタイプ的にグッとくる所です。
外在化する自分自身を検索する、というコンセプトはクラウドサービスを使いこなす将来のデジタルネイティブには必須のサービスモデルになり得ます。
indexingにフォーカスすることで素晴らしいユーザ体験を提供している、「こういうベンチャーが日本発で出てきて欲しい」ナンバーワンなサービスです。
*Greplinの発想の原点は? Y Combinatorのファウンダー、Paul Grahamがこう語る。
「彼がパーティーに行く途中、住所をどこにしまったか忘れてしまった。
Facebookのイベントかメールかカレンダーか。その全部を携帯電話から探すのは大変だった。」そこで自分で解決法を作った。 from TechCrunch Japan
2位:Instagram:リーンスタートアップのお手本
カメラ付き携帯と写メは素人写真をメールを媒介にして一対一通信に乗せた訳ですが、Instagramは素人写真をフィルタで簡単にプロフェッショナルっぽくすることで一対NやN対Nのメディアにすることに成功しました。撮影してフィルタかけて掲載する、しかもスマートフォンのみ対応と、徹底して絞り込んでいる所にもリーンスタートアップのお手本を感じます。アプリ自体のアップデートやサイト導線の改善のスピード感も凄まじいピッチで鮮やか。
何気に"正方形に成形する"というアイデアは、4sqの"Check-In"やPinterestの"Repin"と同じ位のシンプルな発明だと思います。こういう日常の行動スタイルを再定義することで提供価値を作る事を可能にする、というのは技術力よりも着眼点が重要です。
文系起業家にもチャンスはまだまだあります!
3位:Siri:新たなUIのプラットフォーム化?
iPhone4Sで散々楽しんだ方、Siriいかがですか?僕はまだ4ですがSIMフリーなのでなかなか手放せません...。実はこのサービス、β版なんですよね。完璧なユーザ体験提供企業Appleとしてはかなり珍しいサービスです。トラフィック過剰で接続不良になったり、日本人の発音認識しなかったり(当然かw)と散々ですが...完全じゃなくても今、この時期に出したい!という想いの先には日本語対応の噂もあるし、まだ公式APIは出てないですがSiri対応の3rdパーティアプリが出てきたりする事で思わぬ利用シーンやビジネスチャンスを生み出して欲しい、というAppleからの強い意志が垣間見られます。(既にAir Dictateというアプリが登場してます。)
4位:Turntable.fm:同期/非同期の経験価値を改めて提示したエンタテイメント
ソーシャル・エンタテイメントサービスの新しい切り口を提示し、瞬間的ではありますが膨大なトラフィックをたたき出したサービスでした。
はまりまくり仕事が手につかない、家に帰れない、寝られない等周りにアディクトだらけだったのも久々です。
クラブ系トラックメーカーの視点で見れば、世界中の音楽ファンに自作のトラックを聞かせて、その場で買ってもらえるチャネルの可能性ってのは、かなり魅力的。
リスナーユーザーから見ても、普通のミュージックストアではセールスしていないリミックス曲が聞けるという、嬉しさも大きいです。
一方、この様な場にユーザが存在していないと成立しない同期型サービスなのでスカスカした空間でのイマイチな体験が問題で、ドメイン制限をしてからは伸び悩んでいる模様。そんな中、日本からBeatroboの様な非同期型ソーシャルエンタテイメントサービスが出現してきたのは大いに期待です。
5位:Summify:キュレーションの時代の実感
毎日配信されるサマリーメールの中身は本当に見過ごすと業界の話についていないコンテンツばかりでソーシャルリーディングの可能性を始めて立証したサービスと言えるでしょう。
デフォルトで1日1回配信ポリシーやiPhoneのシンプルなUIを含め、提供価値の一貫性を強く感じます。RSSリーダの利用頻度が激減しました。
6位:Google Analytics 5:ウェブ解析の次元を変えた凄みの先の課金モデル
今年に入っての怒濤の機能追加にぐっときました。新UI、アトリビューション、リアルタイムトラッキング、ビジュアルフロー、ソーシャル分析などなどプレミアム化に向けて、いままで弱点とされてきた箇所を真正面から潰してきました。来年以降は一層スタートアップにもAnalyticsな視点が求められるのは確実です。
7位:Taskrabbit:ソーシャルなソーシャルサービス
ソーシャル時代のマイクロジョブサイトとして、雑用とお願いしたい個人と隙間時間で働きたい個人の双方の問題を解決し、さらには悪化する雇用環境へも貢献している所が「ソーシャル」的でもある。レイティングによってユーザーを囲い込む仕組みも秀逸。グローバルにスケール出来るか?というのが長期的な課題と考えられるが、ファウンダーが女性という点でも応援したい所です。
日本での類似コンセプトのアイデアが各所のビジネスコンテスト・アイデアコンテストで見られました。参照しているとも思えないので、こうした動きが同時多発的に出てきた事に日本でのスタートアップを支援している立場としては「日本の若者もイカスぜ(後は実行あるのみだ!)」と思うのでした。
8位: Kindle Fire:独自ブラウザにカギが
まさかのハードウェアですが...Jeff Bezos自身は「サービスだ」って言ってます。広告ビジネス(Google)ともデバイスビジネス(Apple)とも異なる小売業Amazonが生んだ、潔いAndroid端末(単機能と安さ)、そして、ちょっとプライバシーの観点から今後どのようになるか見えない部分はありますがA/Bテスト、協調フィルタリング、レコメンデーション...といったユーザデータ活用のAmazonが独自ブラウザを搭載したというのは大きな意味があると思います。ある意味やりたい放題です。
9位:リーフラス:日本代表
アスリートを雇用し、地域のスポーツ振興ビジネスをしながら社会貢献で還元をしていくというソーシャルビジネス×スポーツ×コミュニティの組合せにより、ニッチ事業の垂直統合が可能になり、その周辺に新たな事業が生まれ始めているケーススタディとして評価しています。ローカルな課題のネットワーク化というスタイルで既に世界進出済っていうのも、本質的に良い事業は国境を越えるってことの証明でしょう。アイデアもイノベーションもビジネスモデルも「足し算・掛け算」で構成されるという好事例。
カテゴリーに特化したライフスタイルを豊かにするサービスは長持ちすると思います。
10位:Level Up:枯れた技術とスマートフォンの掛け合わせでリワード決済
Google Venturesが投資した位置情報サービス、SCVNGRの創業者らしいゲーミング性のあるQRコードを利用したリワードプログラム。店舗の方でもiPhoneを利用してQRコードをスキャンするだけで数ドル程度ユーザの利用金額に応じてリワード設定が可能なサービスです。マーチャント(店)とユーザの関係性を、前進させてくれそうです。店に来たユーザ全員にクーポンを乱発するとか、チェリーピッカーに来店してもらうのに価格を超値下げする、そういう時代じゃないという主張が垣間見られます。QRで決済なんて日本人的には一見、いまさら感ありありですが逆に枯れた技術だからこそ利用勝手も利用体験も分かりやすいものです。
諸々詳細については、素晴らしい解説をされているHIROMIKUBOTA様のブログがあるのでご参照ください。
http://hiromikubota.tumblr.com/post/11688264288/scvngr-scvngr-levelup
その他に圏外ですが、
Björk: Biophilia/4Food/Vayable/Styleowner/giftrocket/Dholic/Rockmelt/
Vdio/Etsy/Color/Spotify/AngryBirds//Flipboard/StrumStage/Reengo/Viber/
Spoon!/Sonar4sqwifi/Beluga/Birchbox/Kinect/IntoNow/DECOLOG/ソーシャルランチ/名刺管理サービス8/
などなど、マイナーなのから皆さんご存じのモノまで色々と出てきました。
当社は "若く、市場を切り拓く意欲を持ち、「仕組み」を世に問うサービスを提供し、世界に挑む" 起業家を支援する、というミッションを掲げ6年目になりますが、
今後も今回のベスト10に選出した様な、
「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」的志向な立脚点で
「どんな体験からどんな問題意識を抱え、どう解決するのか」な思考ベースで
「アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない」試行をし
「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」指向で起業を志す様な
全てのアントレプレナーのチームをこれからもユニークなスタイルで応援し続けたいと思います。
2012年もよろしくお願い致します!















